慢性リンパ性白血病(CLL)では
治療しないことがある

慢性リンパ性白血病(CLL)では治療せずに過ごす期間「無治療経過観察」と呼ばれる期間があります。このページでは、無治療経過観察のときの通院頻度や診療内容などについてご紹介します。

CLLを治療せずに過ごす期間(無治療経過観察)とは

CLLは血液のがんです。がんだから、すぐ治療をしなければ…と考える方も多いと思いますが、CLLでは活動性が低かったり、症状がなかったりする場合は慌てて治療をしなくてもよいとされています(無治療経過観察といいます、理由はこちら)。
リスク・臨床病期(臨床病期についてはこちら)、活動性と無治療経過観察、治療開始の基準は以下の通りです1-3)

CLLを治療せずに過ごす期間(無治療経過観察)とは

「無治療経過観察」の期間とチェックのための通院頻度

CLLには、治療開始基準があります4)
無治療経過観察のときでも、基準のチェックを定期的におこなっていきます。

例)

  • 貧血、血小板、リンパ球の確認:血液検査
  • 脾腫(ひしゅ):画像検査
  • リンパ節塊、リンパ節の腫れ:手指で触る検査、画像検査
  • 体重減少、疲労、発熱、寝汗:診察

など

定期的なチェックのために、数ヵ月~半年に1度くらいを目安に通院します。この間隔は患者さんの状態・都合などを考えて決められます。

  • 1) Wierda WG, Byrd JC, Abramson JS et al. NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines®). Chronic Lymphocytic Leukemia/Small Lymphocytic Lymphoma. V.2.2020. National Comprehensive Cancer Network® (NCCN®). October 2019: 1-95.
  • 2) Lobetti-Bodoni C, Bertoni F, Stussi G, et al. The changing paradigm of chronic lymphocytic leukemia management. Eur J Intern Med. 2013; 24(5): 401-410.
  • 3) Nabhan C, Rosen ST. Chronic lymphocytic leukemia: a clinical review. JAMA. 014; 312(21): 2265-2276.
  • 4) Hallek M, et al. Blood. 2018; 131(25): 2745-2760.

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